【CSスタッフブログ】現場見学会に参加しました
こんにちは、シーエスコンサルタントです。
今日は盆明けに社員8名で行った、
戸田市の「雨水貯留管建設工事」現場見学について書いてみたいと思います。
浸水被害対策には幾つか方法がありますが、
市街地の対策では、雨水を一時的に貯めておく「地下貯留施設」を設置する方法が多く採られます。
今回見学させていただいたJR戸田駅徒歩直ぐの現場(北大通り)では、
径約φ6000、延長約920mにも及ぶ貯留管が作られる予定で、
車のワイパーも役に立たない様な土砂降りの雨(71.5mm/hの雨量)にも
十分耐えられる容量がある貯留管なのだそうです。
北大通り沿いには消防署もあるとのことで、
完成後はこの場所で浸水被害も起きない上に、緊急車両の通行も全く心配なくなると。
地域の安心に繋がる、分かりやすく素晴らしい公共事業ですね~
見学会で印象的だったのは発進立坑。怖かったからです。
深さ18m超の立坑の工事用仮設階段を不慣れな足取りで1段1段…
仮設階段はメッシュなので下が見えることや、
湿度で湿った立坑壁の質感も怖さ倍増させる要因でした。
でも歯を食いしばって降りました。
ただ、降りてしまえば平坦(勾配0.8‰)な道のりをひたすら歩むのみ。
完成前の巨大なトンネルを歩く稀有な機会を楽しみつつ、
細部に目を凝らすことができました。
推進機の掘進は既にほぼ終わっていて、
到達立坑付近まで現場の方の案内で、片道920mの地下散歩を楽しみました。
意外だったのはトンネル内の気温。
地下10m以上の深さとはいえ、夏真っ盛りの8月。
さほど涼しくはありませんでした。
春日部に人気見学会の地下神殿「首都圏外郭放水路」がありますが、
戸田市の雨水貯留管も夏休み見学会が開催されていた模様。
今後も、特に子供たち向けの見学会が多く開催されて、
建設コンサル人材の裾野が広がることを願います。